水筒の紅茶が酸化してしまうと味や香りはどうなるの?紅茶やハーブティーが水筒で酸化して味が変わるのを抑える方法とは

水筒の紅茶が酸化してしまうと味や香りはどうなるの?紅茶やハーブティーが水筒で酸化して味が変わるのを抑える方法とは

記事には広告が含まれています

紅茶が酸化するとどうなるのか、具体的に知っている方はそう多くはありません。

「何となく味や香りに影響するだろうな・・・」とは感じるものの、実際に酸化した紅茶の味をわかっている人は少ないかと思います。

一番身近に紅茶の酸化した味を感じる例としては、水筒に温かい紅茶を入れて外で紅茶を飲んだときです。

水筒に入れて持ち運んだ紅茶を飲んでみると、「いつも飲んでる紅茶よりも香りや味が違う気がする・・・少し苦いかも・・・味が変わったのかな。」と感じたことはありませんか?

それは、気のせいではなく、紅茶が酸化してしまって味や風味が変わってしまったのです。

また、紅茶を淹れる前から茶葉が酸化していたら、長時間持ち運ばずとも酸化した紅茶の味になってしまいます。

今回は、紅茶が酸化する理由や酸化して味が変わるのをなるべく抑えるにはどうしたら良いかお伝えします。

紅茶が酸化して味が変わる理由

紅茶が酸化して味が変わる理由

紅茶の酸化は、温度が高い場所で保管しておいたり、日光などの光に当たることで起こります。

そのため、水筒など温かい紅茶を長時間密閉容器で保存しておくと、紅茶に含まれている抗酸化物質が熱で反応して、紅茶自体の酸化が進んでしまいます。

水筒に入れなくても、日光が当たり、室温が高い場所で保管をしていれば酸化してしまいます。

紅茶の酸化が進むことによって、渋みが出て味が変わったり、香りが変わったりしてしまいます。

これは、酸化する前には良い成分として働いてくれる成分が、酸化することで品質を変化させ、味や香りに影響を与えてしまうためです。

紅茶の茶葉はどのくらいの時間で酸化するのか

紅茶の茶葉はどのくらいの時間で酸化するのか

紅茶は一度開封すると、酸化によって香りや風味がどんどん失われていきます。

ですから、なるべく早く、酸化しないうちに飲まないとおいしく飲むことができません。

開封してから、2か月ほどで飲み切らないと酸化した味になってしまいます。

未開封の紅茶でも2年以内に飲み切らないと、酸化が進んでいると思いますので、友人にいただいた紅茶などは期間に気をつけてなるべく早く飲むようにしましょう。

紅茶の酸化を抑える方法

紅茶の酸化を抑える方法

紅茶の酸化を抑えて香りや味が変わるのを防ぐ方法をいくつかご紹介します。

紅茶を買うときは茶葉を少なめにして酸化を抑える

紅茶を買うときは茶葉を少なめにして酸化を抑える

紅茶の茶葉を長時間保管することで酸化してしまうのなら、保管する期間を短くすればいいのです。

紅茶は新鮮なほうが美味しいので、新しい茶葉をこまめに買ったほうが、酸化を抑えられ、いつでも美味しい紅茶をいただけます。

特におすすめなのは、個人で紅茶の茶葉を販売していて、ある程度人気のあるお店が良いです。

スーパーなどで売られている市販の紅茶の茶葉などは、いつ茶葉が加工されて製品になったのかわからないものが多いです。

鮮度が良いものが多いとは言い難いので、あまりおすすめしません。

個人で定期的に茶葉を買い付けているお店だと、大量に仕入れて売っていくというよりかは、茶葉がなくなったら、発注をこまめにかけている場合が多いので、鮮度が良い紅茶の茶葉を置いている場合が多いです。

あまり人気のないお店だと、そもそも茶葉の仕入れ自体の頻度が少ないので、鮮度が良い紅茶が並んでいるのか怪しいです。

なので、紅茶の茶葉は少し人気のあるお店で買うのが良いかと思います。

また、最近では水筒の中に紅茶のティーバッグをいれっぱなしにしても、味が変わらず、おいしさが長続きするような茶葉も販売されています。

興味がある方は試してみてください。

リプトン キープ&チャージ リラックス ティーバッグ -入れっぱなしなのに、ずっと、おいしい。-

紅茶は日光に当たらない容器で保管して酸化を抑える

紅茶は日光に当たらない容器で保管して酸化を抑える

紅茶の茶葉は温度が高い場所や、日光にあたる場所に置いておくと、酸化が早くなってしまいます。

紅茶の茶葉は光を遮光できる容器で保管することで酸化を抑えられます。

湿度と他のものからの臭い移りを避けるためには、密閉できる容器に保管することがおすすめです。

紅茶の茶葉がよく缶や陶器に入って売られているのは、遮光できて、密閉もできるためです。

紅茶の茶葉を保存する際には、光を遮断できる素材で作られている容器を選んで、酸化を抑えるようにしましょう。

茶葉は常温保存で酸化を抑えられる

茶葉は常温保存で酸化を抑えられる

紅茶の保管場所は基本的に日光があたらない場所なら、常温保存で問題ありません。

温度が高いと酸化が促進されてしまうから、冷蔵庫に茶葉をしまっているという話をよく聞きますが、冷蔵庫に茶葉を保管しておくのはやめておいた方が良いです。

紅茶の茶葉を冷蔵庫に入れておくと、他の食材や冷蔵庫の匂いが茶葉に移ってしまう可能性があったり、紅茶が湿気を帯びて美味しくない紅茶になってしまう恐れがあります。

湿気を帯びてしまうのは冷蔵庫と部屋の温度に差があるからです。

冷蔵庫から出した時に部屋の温度との差によって容器や袋に水滴がついてしまいます。

そのため、容器や袋の内側にも水滴がついてしまい、紅茶の茶葉が湿気を帯びてしまいます。

紅茶を冷やして水筒に入れることで酸化を抑える

紅茶を冷やして水筒に入れることで酸化を抑える

紅茶を淹れる際には熱湯を使い、その後にきちんと冷やしてから水筒に入れることで、紅茶の酸化を防ぐことができます。

冷やすことで、熱によって抗酸化物質が反応することがなくなるため、紅茶の酸化を抑えられるのです。

冷たい紅茶ではなく、温かい紅茶を飲みたい場合は、電子レンジなどを活用して後で加熱するのが良いでしょう。

他の方法では、濃い濃度の紅茶を冷やした状態で水筒で持ち運び、飲む時に温かいお湯で薄めてちょうどよい濃さにしてから飲むのもありです。

市販では希釈用の濃厚紅茶も売られていますので、おすすめの濃縮紅茶を載せておきます。

紅茶の酸化まとめ

紅茶の酸化について知識を深めることができたでしょうか。

紅茶は酸化が進むと急激に味が変わったり、香りがそこまで広がらくなってしまいます。

鮮度が良い紅茶の茶葉を手に入れて油断せずに、しっかり保存して、酸化を防ぐようにしましょう。

コメントを残す